オランダ 幼児向け絵本 2
気になる1冊に出逢って..手に取ってみる。。
裏表紙
わッ!この男の子の帽子が良いワ。
ベトナムの男の子のお話かしら。。
編み笠みたいなこの麦わら帽子、ベトナムだと「ノンラー」と呼ばれるんだって。
あらッ!?その前に。。
作者名「サトミ・イチカワ」って書いてある。
日本人なのネ??
恥ずかしながら...私はサトミ・イチカワさんを知らない。
市川里美・・岐阜生まれで1971年パリに渡り、現在もパリ在住。..ですって。
世界で出版された絵本は70冊を超える。そう。
代表作「春のうたがきこえる」
「ディマスの蝶々」、日本語タイトルは「あかいチョウチョ」
日本人作家の絵本が、世界各国の言葉で、世界の子供達に読まれている。
かく云う私は、オランダの図書館でこの本を知った訳デス。
1
ディマスはオーマ(おばあさん)とアジアの小さな村に住んでいる。
ディマスの為にマットレスにワタを入れてるおばあさん。見ているディマス。
ここでも又、ほのぼのおばあさんと男の子の愛情が伝わって来るネ。。
2
ある日、赤いチョウチョがディマスの前に現れて、それを追いかけて行くディマス。
追いかけても追いかけてもつかまらない蝶々。
とても繊細な絵で、生きものと自然の描写が素晴らしく..どのページも見入ってしまいながら・・・最後の、おばあさんとディマスが空の星を見ながらの良いシーンがあるの。
ここでも、何だか妙に物悲しく...。
東南アジアのどこかの村の男の子とおばあさんのお話。
物語りも良いけど..何と云っても絵の素晴らしさ。。。
私は専ら絵専門かナ。。読むより見る..ですワ。
又、オランダ語の勉強を兼ねた素敵な絵本、、載せたいと思います。
何でも有り..の私デス。。又明日。