2019 キューケンホフ公園事情 2
前回の続きの「Willem-Alexander Pavilion」の館内から。
Willem-Alexander(ウィレム=アレクサンダー)はオランダの国王。
国王の名前がつけられたパビリオン。
主にチューリップが通路を隔てて整然と並んでいる。
チューリップの膨大な品種群を見て行ってネ。
あまりにチューリップなので、ちょっと色別にしてみたヨ。
ねえねえ。。
パッと見の印象、当てっこしない?チューリップだけ見ててもつまんないからサ。。
別に正解はないから、自由な発想で思いつくまま。。。
惑わされないで...。
チューリップ 1
チューリップ "Ivo" 。
オレンジ系。
今日の最初のチューリップ。
インパクト強過ぎ!
剣弁で、ユリ咲き種になるのか?
そうねえ。。パッと見た瞬間は...何だっけナ~~。。昔テレビのアニメに出て来た美を売りにしてる様な騒がしい「魔女」。
チューリップ 2
チューリップ "Dafeng" 。
まあこちらも、何て変わってるの!?
巨大輪。
こんな柄、着物にありそうネ。色もネ。「黄八丈」かナ..?
チューリップ 3
チューリップ "Annemarie" 。
赤系巨大輪。
ゴメン。浮かばなかった。豊かでないネ。。
「赤いメロン」。
チューリップ 4
チューリップ "DJ Parrot" 。
大輪のパーロット咲き。
パーロット・・一重咲き品種の突然変異から生れたもの。
花弁の縁が切れ込んでフリル状に波打っている。
パーロットでも従来のパーロット咲きと呼ばれるものとはちょっと違ったカンジ。
写真で見れば、ダイアンサス(ナデシコ)の様な姿。
ま、云ってみれば、、「ヒナゲシ」ね(単純)。
チューリップ 5
チューリップ "Instanbul" 。
極大輪。
最初、品種名がイスタンブールに見えちゃって...。。
蛇足ですが..、トルコはチューリップ栽培、オランダに負けず盛んなんですって。
知らなかった。。。
チューリップ・・ユリ科。原産地トルコ。
トルコ語 "tulipan(ターバン)"
オランダは有名な生産地、と云う事。
あんまり浮かばないナー。「追い羽根」。
チューリップ 6
チューリップ "Flaming Crown" 。
王冠(クラウン)咲き。
ウェーブした花弁が反り返る。
確かに、王冠の様な..今迄にない面白い顔姿。
後方は通路になってる。向こう側にもチューリップの群れが。。
う~ん?「ガレット・デ・ロアの中に入ってるフェーブ」。う~ん。。似てる。
チューリップ 7
チューリップ "White Star" 。
白系。
ユリ咲き。
先程の "Ivo" の白系みたいネ。
うぅん。。ユリ咲きには違いなかろうが、咲きそうな蕾は...カサブランカ??
咲き切った姿は..「宇宙人」??
チューリップ 8
チューリップ "Fleurtje" 。
スプレー咲き。
スプレー咲きにも程がある!
どんだけスプレー出してるの!?と云うくらいのスプレー咲き。
これは、私初めて。
スプレー咲き・・通常は1本の花茎から1輪の花だが、スプレー状に数輪花がつく。
この写真のチューリップは、1本手にしても花束になるくらい。
因みに、スプレー咲きは最初はオランダにしかなかったんですって。
印象クイズの私の答えは、アイスクリームディッシャーで、「テンコ盛りアイス」。
チューリップ 9
チューリップ "Daytona" 。
大輪フリンジ咲き。
そして花弁がちょっと反り返るタイプね。
フリンジ咲き・・花びらの周囲・先端に細かい切れ込みが入る。
繊細で、まるでレースの様。
「 レースの蝶々」!
チューリップ 10
チューリップ "Crispy Ice" 。
極大輪フリンジ咲き。
アイス..。そんなカンジも云われてみれば。。。
フリンジも大輪になると、可愛い繊細さがちょっと失われるかも...。
これは、「モンシロチョウ」ね。...う~ん発想が甘いナーー。
チューリップ 11
チューリップ "Monte spider" 。
黄色変わり咲き。
花びらは八重で大きく切れ込みが入る。
スパイダーってクモだヨネ~。
スパイダーマンが浮かぶ?
私には「ラッピングのリボン」にしか見えない。
チューリップ 12
チューリップ "Holland Jewel "。
ジュエルね。
名は体を表す!!
正にこの事ネ。
蝋を塗った様な輝きと透明感。しかも大輪。 "オランダの宝石" 。
作出者はどんな想いで名前を付けるんでしょうネ。
その人だけに権利がある。誇らしい事この上ない!
敢えてこのチューリップには、何かに印象づけるのはやめました。
チューリップ 13
チューリップ "Golden Gate" 。
スゴい!フリンジ咲きのスプレーだ。
「黄色いカーネーション」
チューリップ 14
チューリップ "Synaeda Amor" 。
大輪薄紫。
素晴らしく繊細な色。
仄かにピンクを帯びた薄紫に花芯のライトグリーン。
こちらも初めて目にしたチューリップ。
「着物の帯止め 」。
チューリップ 15
チューリップ "Normandie" 。
八重咲き。
コロンとした中輪。
"ノルマンディー" ・・名前に惹かれました。
「ミニシャクヤク」。
チューリップ 16
チューリップ "Double Sugar" 。
ピンク。
巨大輪・八重。
通り越して万重咲きの感。
完全に開いてないから解らないけど、、中心が白、花びらの外側に向かって濃桃になるグラデーションを持っている。
開花後半、手の平以上の巨大輪になるんですって。見たいネ。
ナルホド。。 "ダブルシュガー" 。甘い甘いチューリップ。
蕾だけ見たら誰もこんな甘いチューリップになるなんて思わないヨネ。
"アイスクリーム" の進化が "ダブルシュガー" ?どちらにしても..甘い甘い。
半分開いたこの状態は「シャクヤク」かナ。。
チューリップ 17
チューリップ "Belicia" 。
八重スプレー咲き。
クリーム地にエッジがピンク。
最近は目にする様になったけど、良くこんな品種が生れたものだワ。
「お正月の揺れる簪」
チューリップ 18
チューリップ "Amazing Grace" 。
八重咲き。
このチューリップも名前に惹かれて。。。
「ボタン」
チューリップ 19
チューリップ "Parrot Sweet" 。
パーロット咲き。
黄色の筋が入って...ピンクと黄色・・確かに甘い!
可愛いネ。
パーロットは、品があってお高くとまってる様なカンジがあるけど、この「スウィート」は可愛い。
「5歳くらいの女の子」
チューリップ 20
チューリップ "Queensland" 。
八重フリンジ咲き。
「ピンクのカーネーションと蕾」
チューリップ 21
チューリップ "Yellow Jumbo Beauty" 。
2014年デビュー。
名前の通り極大輪。ピンクもあるんですって。
と云っても、黄色とピンクの複色花。
初お目見えから、早や5年。私なんか世間に置いてかれてるワ。
そうネェ?..「遊園地のコーヒーカップ」。
チューリップ 22
チューリップ "Menton" 。
サーモンピンク系。
一重咲き。
これぞ、ニュアンスカラーと云うべき色味。
こんな微妙な中間色、出すのは至難の業..に思える。
長年の成果で、気に入った色に辿り着けたのか。。素晴らしい!
言葉では云い表せない..其々の宣伝文句・・サーモンピンク、アプリコット、、ピンクベージュ、桜貝。。。
"メルトン" の特色・・花弁が落ちにくく開き切らない状態で咲く。
ベストな切花ネ。使ってみて。
「メロン・パパイヤ・マンゴー」。
チューリップ 23
チューリップ "Green Power" 。
グリーン。
グリーンチューリップの中でも、完全なグリーンオンリー。
うぅん!「麦の穂」
チューリップ 25
チューリップ "Green Power" 。
アレレ?? "グリーンパワー" ??
話が違う!
開花後は、ピンク交えたパーロットじゃん!!
じゃあグリーンオンリーじゃない。話変わった。。
実はこの写真の "グリーンパワー" を見つけたのは、一緒に行った若い友人。
「不思議なスイカ」。
チューリップ 26
チューリップ "Lilac Wonder" 。
薄紫。
原種系・一重。
ご存知 "ライラックワンダー" は原種系ミニチューリップ。
一般のチューリップの様に消費球根ではなく、植えっ放しOKのランナーで増える多年草扱い。
背の高いチューリップと一緒に、縁際に植えると変化出て良いネ。
「晴れの日の袴」。
さあ、館内のチューリップ展はこれでお仕舞い。
長かった..長過ぎた。。。
そして、私のトンデモ発想、全てはぐらかし。
次回はパビリオンから外に出るヨ!